初海外で緊張する人向け|オーストラリア空港到着後の入国検査の流れを解説
初めて海外に行くとき、不安になりやすいのが空港到着後の入国検査です。
飛行機に乗るところまでは日本語で進められても、現地に到着してからは一気に英語環境になります。
「入国審査で何を聞かれるのか」
「どこに進めばいいのか」
「荷物はいつ受け取るのか」
「食品や薬は申告した方がいいのか」
「止められたらどうすればいいのか」
このあたりが分からないと、到着前からかなり緊張すると思います。
ただ、オーストラリア到着後の流れは、順番さえ分かっていればそこまで複雑ではありません。
この記事では、初海外で不安な人向けに、オーストラリアの空港に到着してから入国し、空港を出るまでの流れを整理します。
結論:空港到着後はこの順番で進む
オーストラリア到着後の流れは、ざっくり以下です。
- 飛行機を降りる
- 入国審査エリアへ進む
- SmartGateまたは有人カウンターで入国手続きをする
- 預け荷物を受け取る
- 税関・検疫の確認を受ける
- 到着ロビーに出る
- SIM、交通、宿への移動を整える
初めてだと全部が不安に見えますが、実際には空港内の案内に沿って進む形です。
看板には、だいたい以下のような英語が出てきます。
- Arrivals:到着
- Immigration:入国審査
- Passport Control:パスポート確認
- Baggage Claim:手荷物受け取り
- Customs:税関
- Biosecurity:検疫
- Exit:出口
このあたりの単語を見ておくだけでも、空港でかなり動きやすくなります。
飛行機の中でやること
オーストラリア到着前に、飛行機の中でIncoming Passenger Cardという入国カードが配られることがあります。
これは、入国時に自分の情報や持ち込み品を申告するためのカードです。
聞かれる内容は、主に以下のようなものです。
- 名前
- パスポート番号
- フライト番号
- オーストラリアでの滞在先
- 滞在目的
- 食品、植物、動物製品などを持っているか
- 薬や現金、申告が必要なものを持っているか
ワーホリで入国する場合、滞在目的は観光・休暇・ワーキングホリデーに近い内容になります。
機内で書く時間があるので、ボールペンを手元に持っておくと楽です。
スマホのメモに以下を入れておくと、カード記入で焦りにくいです。
- 宿泊先の住所
- 宿泊先の名前
- フライト番号
- パスポート番号
- 緊急連絡先
- ビザの種類
最初の宿がホテルやホステルなら、その住所を書けるようにしておくと安心です。
まだシェアハウスが決まっていない場合でも、最初に泊まる宿の住所を書けば基本的には問題ありません。
オーストラリアの空港に到着したら
飛行機を降りたら、まずは周りの人の流れと空港内の案内に沿って進みます。
基本的には、以下のような表示を探します。
- Arrivals
- Immigration
- Passport Control
到着後すぐに荷物を受け取るのではなく、先に入国審査へ進むことが多いです。
ここで焦りやすいですが、同じ便の乗客も同じ方向に進むので、流れに乗って歩けば大きく迷うことは少ないと思います。
途中で分からなくなったら、空港スタッフに短く聞けば大丈夫です。
たとえば、以下のように言えます。
“Where is immigration?”
日本語訳:入国審査はどこですか?
“Where should I go?”
日本語訳:どこに行けばいいですか?
英語が完璧でなくても、空港スタッフは旅行者対応に慣れています。
短く聞けば伝わることが多いです。
入国審査はSmartGateか有人カウンター
オーストラリアの主要空港では、対象者はSmartGateを使える場合があります。
SmartGateは、パスポートと顔認証を使って入国手続きを進める自動ゲートです。
日本のパスポートがePassportで、条件を満たしていれば、SmartGateへ案内される可能性があります。
ただし、全員が必ずSmartGateを使うわけではありません。
状況によっては、有人カウンターに案内されることもあります。
どちらに進むかは、空港の案内や係員の指示に従えば大丈夫です。
SmartGateの流れ
SmartGateを使う場合、流れはだいたい以下です。
- キオスク端末にパスポートを読み取らせる
- 顔写真を撮る
- 質問に答える
- チケットが出る
- SmartGateへ進む
- ゲートで顔認証をする
- 通過する
画面の指示に沿って進めるので、そこまで難しくはありません。
ただ、初めてだと機械の前で少し緊張すると思います。
うまく読み取れなかったり、ゲートが開かなかったりしても、すぐに入国拒否という話ではありません。
その場合は、係員に案内されて有人確認に回ることがあります。
パスポートの写真と顔の照合がうまくいかない、帽子やマスク、髪型、角度で読み取りにくい、ということもあります。
焦らず係員の指示に従えば問題ありません。
有人カウンターに進む場合
有人カウンターでは、入国審査官にパスポートを渡して確認を受けます。
ワーホリビザは基本的にパスポート情報と紐づいているため、紙のビザを見せる場面は少ないかもしれません。
ただ、念のためビザ発給通知のPDFやスクリーンショットはスマホに保存しておくと安心です。
聞かれる可能性がある内容は、たとえば以下です。
- 滞在目的
- 滞在期間
- 最初に泊まる場所
- 仕事をする予定があるか
- 帰国予定や次の予定
- 所持金や資金について
ワーホリであれば、堂々とワーキングホリデーで来たと伝えれば大丈夫です。
使いやすい英語は以下です。
“I’m here on a working holiday visa.”
日本語訳:ワーキングホリデービザで来ました。
“I’ll stay in Australia for about one year.”
日本語訳:オーストラリアに約1年間滞在する予定です。
“I’ll stay at a hostel in Melbourne first.”
日本語訳:最初はメルボルンのホステルに滞在します。
“I’m planning to travel and work during my stay.”
日本語訳:滞在中は旅行をしながら働く予定です。
長く話そうとしなくて大丈夫です。
聞かれたことに対して、短く正直に答える方が伝わりやすいです。
入国審査で緊張しすぎなくていい理由
初海外だと、入国審査をかなり怖く感じるかもしれません。
ただ、ワーホリビザが発給されていて、パスポート情報に問題がなく、申告内容も正直に書いていれば、必要以上に怖がる場面ではありません。
入国審査官は、主に以下を確認しています。
- 本人確認
- パスポートの有効性
- ビザの状態
- 滞在目的
- 申告内容
- 持ち込み品のリスク
英語が流暢かどうかを試験しているわけではありません。
緊張して聞き取れなかったら、聞き返して大丈夫です。
“Could you say that again?”
日本語訳:もう一度言っていただけますか?
“Sorry, I’m a little nervous. This is my first time abroad.”
日本語訳:すみません、少し緊張しています。初めての海外です。
このくらい言えれば十分です。
入国後は預け荷物を受け取る
入国手続きが終わったら、Baggage Claimに進みます。
ここで預け荷物を受け取ります。
空港内のモニターに、自分の便名と荷物が出てくるレーン番号が表示されています。
たとえば、以下のような表示です。
- Flight number:便名
- Baggage carousel:荷物レーン
- Belt:ベルト番号
自分のスーツケースが出てくるまで待ちます。
似たスーツケースも多いので、タグや目印を確認してから取った方が安心です。
もし荷物が出てこない場合は、近くのBaggage ServiceやLost Baggageのカウンターに行きます。
そのときは、航空券の控えや荷物タグを見せます。
使える英語は以下です。
“My baggage hasn’t arrived.”
日本語訳:私の荷物が届いていません。
“This is my baggage tag.”
日本語訳:これが私の荷物タグです。
税関・検疫では申告が大事
荷物を受け取ったら、次は税関・検疫です。
オーストラリアは、食品、植物、動物製品、土、木製品、薬などの持ち込みにかなり厳しい国です。
特に注意したいのは、以下のようなものです。
- 食品
- お菓子
- インスタント食品
- 肉製品
- 乳製品
- 果物
- 種
- 植物
- 木製品
- 土がついた靴
- アウトドア用品
- 薬
- サプリメント
持ち込めるか分からないものは、申告した方が安全です。
申告することと、没収されることは同じではありません。
申告したうえで係員が確認し、持ち込み可能ならそのまま通れることもあります。
逆に、申告すべきものを申告しない方が問題になりやすいです。
迷ったら、基本は「申告する」寄りで考えた方が安心です。
食品や薬を持っている場合
日本から食品や薬を持っていく人も多いと思います。
ただし、オーストラリアでは食品や薬の持ち込み確認が厳しいです。
食品を持っている場合は、Incoming Passenger Cardで該当する項目にチェックし、検疫で見せられるようにしておきます。
薬を持っていく場合は、箱や説明書、処方薬なら処方内容が分かるものを持っておくと安心です。
英語で聞かれたときに説明できるよう、薬の名前や用途をメモしておくのも良いです。
たとえば、花粉症の薬なら以下のように説明できます。
“This is medicine for hay fever.”
日本語訳:これは花粉症の薬です。
“This is for personal use.”
日本語訳:これは個人使用のためのものです。
“This is not for sale.”
日本語訳:販売目的ではありません。
大量に持ち込むと説明が必要になりやすいので、必要量に抑えることも大事です。
検疫で止められたらどうする?
検疫で止められると、かなり焦ると思います。
ただ、止められたからといって、すぐに大きな問題になるわけではありません。
申告したものを確認するために止められることもあります。
係員に荷物を見せ、何を持っているか説明します。
使いやすい英語は以下です。
“I declared this on the card.”
日本語訳:これはカードで申告しました。
“I’m not sure if I can bring this.”
日本語訳:これを持ち込めるか分かりません。
“Could you please check it?”
日本語訳:確認していただけますか?
大事なのは、隠さないことです。
分からなければ、分からないと伝えたうえで確認してもらえば大丈夫です。
到着ロビーに出たら入国完了
税関・検疫を通過すると、到着ロビーに出ます。
ここまで来れば、空港での大きな入国手続きはほぼ完了です。
到着ロビーでは、以下を確認します。
- スマホの通信
- 空港Wi-Fi
- 現地SIMまたはeSIM
- 宿までの移動方法
- 交通カード
- 両替やATM
- 迎えの人との待ち合わせ場所
初海外で疲れている場合は、到着直後にいろいろやろうとしすぎない方がいいです。
まずはスマホが使える状態にして、宿まで安全に移動することを優先すると落ち着きやすいです。
到着後すぐにやること
空港を出る前に、最低限確認したいのは以下です。
- スマホが使えるか
- Googleマップが使えるか
- 宿の住所を開けるか
- 交通手段を確認できるか
- パスポートと財布があるか
- スーツケースが破損していないか
- 交通カードや空港からの移動方法が分かるか
到着直後は、寝不足や緊張で判断力が落ちやすいです。
そのため、空港で焦って動くより、到着ロビーのベンチやカフェで一度落ち着いてから移動するのもありです。
初海外で緊張する人が準備しておくと安心なもの
出発前に準備しておくと、到着後の不安がかなり減ります。
特に以下は、スマホに保存しておくと安心です。
- パスポート写真ページのコピー
- ビザ発給通知
- 航空券情報
- 最初の宿の予約画面
- 宿の住所
- 海外保険の証書
- 緊急連絡先
- クレジットカード会社の連絡先
- 現地で使うSIMやeSIMの情報
- 空港から宿までの行き方
スマホが使えない可能性も考えて、一部は紙で持っておくとさらに安心です。
特に、宿の住所、ビザ情報、保険情報は紙でも持っておくと心強いです。
入国時によくある不安
英語が聞き取れなかったらどうする?
聞き返して大丈夫です。
“Could you say that again?”
日本語訳:もう一度言っていただけますか?
“Could you speak slowly?”
日本語訳:ゆっくり話していただけますか?
この2つを覚えておくだけでもかなり安心です。
入国審査で何も聞かれないこともある?
あります。
SmartGateで通過できる場合、ほとんど会話がないこともあります。
有人カウンターでも、簡単な確認だけで終わる場合があります。
食べ物を持っていたら必ず没収される?
必ず没収されるわけではありません。
申告したうえで、持ち込みできるものならそのまま通れることもあります。
ただし、持ち込みできないものは没収される可能性があります。
迷うものは申告する方が安全です。
ワーホリビザの紙は必要?
ワーホリビザは基本的にパスポート情報と紐づいています。
ただ、ビザ発給通知のPDFやスクリーンショットはスマホに保存しておくと安心です。
印刷して持っておくのもありです。
入国審査でワーホリ目的を聞かれたら?
短く答えれば大丈夫です。
“I’m here on a working holiday visa.”
日本語訳:ワーキングホリデービザで来ました。
“I’m planning to travel and work in Australia.”
日本語訳:オーストラリアで旅行をしながら働く予定です。
空港到着後の流れをもう一度整理
最後に、オーストラリア到着後の流れをもう一度まとめます。
- 飛行機を降りる
- ArrivalsやImmigrationの表示に沿って進む
- SmartGateまたは有人カウンターで入国手続き
- 預け荷物を受け取る
- 税関・検疫へ進む
- 食品、薬、申告品があれば正直に申告する
- 到着ロビーに出る
- スマホ、移動手段、宿までの行き方を確認する
初海外だと、空港到着後の一つひとつがかなり緊張すると思います。
ただ、流れを先に知っておけば、現地での不安はかなり減ります。
オーストラリア入国で特に意識したいのは、入国審査よりも、むしろ持ち込み品の申告です。
食品、薬、植物、動物製品、土がついた靴やアウトドア用品など、少しでも迷うものは申告する方が安心です。
英語が完璧でなくても、聞かれたことに短く答え、分からないものは確認してもらえば大丈夫です。
到着直後は疲れています。
まずは焦らず、空港の案内に沿って、入国手続き、荷物受け取り、税関・検疫、宿への移動まで一つずつ進めていきましょう。


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